河骨を全国的に出荷できる産地は、今では睡蓮(すいれん)と同じ京都、千葉の2軒だけです。豊友会は「いけばな花材プロジェクト」の取組みとして、小原流会員の皆様により多くの機会に河骨を利用していただけるよう、新しいセットの出荷を生産者に掛け合いました。
河骨の出荷時期は6〜9月に渡りますが、小原流での利用は、お盆休み以前の6、7月に集中しています。8、9月にもいけてもらえるようになれば、産地にとってより安定的な需要が見込めます。そのため、今までの一株(花1巻葉1葉5)、二株(花2巻葉2葉8)のセットに加えて、晩夏〜秋の表現に向けて実入りの新セットを提供いたします。
夏から秋まで楽しんで河骨をいけることが、産地を守ることにつながります。お近くの豊友会会員店を通じて、どうぞご注文ください。
いけばな花材を守るプロジェクトとは
豊友会と小原流が協力し、生産が減少している花材を積極的に利用することで、花の産地を支える取り組みです。
引用:小原流挿花より