季節のおすすめ花材「いちはつ」

2026 2/04

豊友会たよりvol.11 小原流と花
異国情緒を醸す、色彩表現の魅力
小原流五世家元 小原宏貴


色彩盛花様式本位のいちはつの三種挿しの作品です。いちはつの葉はとても幅広く、強いうねりもあります。その特徴を捉えて、自然の葉組と技巧を施した葉組を交ぜながら、葉のすわりを意識していけることが大切です。
作品は、いちはつの力強い葉に対し、全開の赤いチューリップを取り合わせ、これから咲こうとするいちはつの白い蕾の凛とした姿を引き立たせています。
南京の器と野性味あふれる敷板を用いた、どこかエキゾチックな色彩表現も目を引きます。

『盛花百選』より 作品54
花/ いちはつ ライラック チューリップ 
器/ 南京丸水盤

花産地より
いちはつをまとまった数量で生産できる産地は現在1か所、です。いけばな花材を守るプロジェクトでは、これからもいけ続けることができるよう産地との連携を図っています。市場で出荷される規格は二花四葉(花2本・葉4組)ですが、産地のご協力により、小原流用に葉を1組加えた「二花五葉」でお届けが可能です。3月中旬から4月中旬頃が出荷見込みですので、ぜひご利用ください。

協同組合豊友会
豊友会は、全国の小原流支部に花材を提供する生花店の協同組合です。 いけばな花材を守るプロジェクトは、豊友会と小原流が協力し、生産が 減少している花材を積極的に利用することで花の生産地を支える取り組みです。季節の対象花材(一部)は、1 杯からご自宅へお届けします。

引用:小原流挿花2026年2月号より