概要 「協同組合豊友会」とは... 

いけばな小原流の全国の支部とその会員の方々へ、いけばな花材を販売している生花店の全国団体です。
北は北海道から南は沖縄まで、小原流各支部ごとに1店~3店が加盟しています。小原流各支部からの推薦を受けて、協同組合豊友会本部(東京)が承認した花店が豊友会の会員となります。平成28年現在、会員数は128店。毎年6月に全国のどこかで「総会」を開催し、小原流五世家元・小原宏貴氏、理事長小原規容子氏はじめ開催地の小原流支部長方の出席をいただき、年間の活動報告や情報交換を行い、円滑ないけばな花材供給と相互流通に務めています。

小原宏貴家元と握手する北野晃司豊友会理事長

小原宏貴家元の作品

協同組合 豊友会

設立 昭和43年(1968年)8月
協同組合設立 昭和58年(1983年)

〒107-0061 
東京都港区北青山3-12-9 
青山花茂ビル9F

電話:
03-3400-5085
FAX:
03-3486-9259
E-mail:
houyukai※poppy.ocn.ne.jp
※を@に差し替えてメールをお送りください

沿革 豊友会 誕生秘話

昭和37年に神戸の小原流家元会館の竣工式が行われました。
その折、式典で小原流に対する功労者として教授者だけでなく全国から8軒の花店が選ばれて表彰を受けました。
その時の花店の8名はそれぞれの地域では小原流の発展に大きく協力している有力な花店でしたが、そのほとんどが初対面でした。花屋自体もまだ全国的な繋がりの薄い時代でした。
この8名が新装なった神戸の家元会館を訪れいろいろと苦労話をしている中から豊友会の構想が生まれたのです。

小原流いけばなには独自の「写景」の取り合わせなどで一般市場に流通していない特殊な材料があり一軒の花屋では対応できない悩み等がありました。
この時8名の花屋自体がよこの連絡を持つことで様々な花材調達に関わる問題が解決できないか?と考え、なんとかお家元にお願いをして”小原流出入りの花屋の会”を作って頂こうという意見が強まりました。
この願いは、三世お家元・豊雲先生の「それは願ってもないことで、かねがね私も花屋と腹を割って話せる集まりを持ちたいと思っていた。」と力強い賛成をいただき、早速準備に入ることになりました。その推進役になったのは名古屋の花年(故・中村年雄)、大阪上六花幸(故・植田幸一)、そして東京青山の花茂本店(故・北野太郎)の三人でした。
通信手段の限られたこの時代でしたから、全国の情報収集や互いの連絡にも時間と手間が掛かり、発足を迎えたのは六年後のことでした。時あたかも”所得倍増政策・高度経済成長”時代に入り小原流様も発展の一途を辿って全国で花展が盛大に開催されるようになり、ますます花材を提供する花店の一致団結した協力が必要とされるようになっていました。

昭和43年8月に神戸の家元会館で「小原流花材納入業者団体協議会」という何とも長ったらしい名前の会が発足しました。ところが発足総会後、有馬温泉で懇親会を開いたところ、会場の温泉旅館には「小原流全国花商連絡会」という横看板が掲げられていて、それぞれが勝手に名前をつけて連絡し合っていたようで、正式名称がわからない騒動でした。幹事役たちがお風呂に入りながら、正式な名前はお家元に付けて頂こうと話し合っているところへ、なんと当の豊雲お家元が入ってこられ「これが本当の裸の付き合いだ」とお互い笑っていると、お家元が「君たちは花を通じての友達や、豊雲の友達で“豊友会”でどうや!」と言われ、これが会の名前となったのです。
正式発足した「豊友会」は名誉会長に家元・小原豊雲先生を推戴し、会長に植田幸一、副会長に北野太郎両氏を選任し、全国を6地区に分け、それぞれの地区で理事を選出して、ついに“ひとつのこころざしと目的で結ばれた小原流出入り花店の全国団体”が結成されたのです。

豊友会総会開催地年表

  • 昭和43年 設立総会 神戸
  • ~~
  • 昭和49年 第7回総会 神戸
  • 昭和50年 第8回総会 神戸
  • 昭和51年 第9回総会 東京
  • 昭和52年 第10回総会 松江
  • 昭和53年 第11回総会 札幌
  • 昭和54年 第12回総会 熊本
  • 昭和55年 第13回総会 東京
  • 昭和56年 第14回総会 大阪
  • 昭和57年 第15回総会 名古屋
  • 昭和58年 (協)設立総会 東京
  • 昭和59年 第1回総会 東京
  • 昭和60年 第2回総会 松島
  • 昭和61年 第3回総会 大阪
  • 昭和62年 第4回総会 東京
  • 昭和63年 第5回総会 東京
  • 平成元年 第6回総会 観音寺
  • 平成2年 第7回総会 函館
  • 平成3年 第8回総会 別府
  • 平成4年 第9回総会 金沢
  • 平成5年 第10回総会 東京
  • 平成6年 第11回総会 徳島
  • 平成7年 第12回総会 大阪
  • 平成8年 第13回総会 岡山
  • 平成9年 第14回総会 蒲郡
  • 平成10年 第15回総会 東京
  • 平成11年 第16回総会 盛岡
  • 平成12年 第17回総会 松江
  • 平成13年 第18回総会 札幌
  • 平成14年 第19回総会 熊本
  • 平成15年 第20回総会 東京
  • 平成16年 第21回総会 神戸
  • 平成17年 第22回総会 沖縄
  • 平成18年 第24回総会 名古屋
  • 平成19年 第25回総会 青森
  • 平成20年 第26回総会 東京
  • 平成21年 第27回総会 高知
  • 平成22年 第28回総会 大阪
  • 平成23年 第29回総会 静岡
  • 平成24年 第30回総会 東京
  • 平成25年 第31回総会 福岡
  • 平成26年 第32回総会 新潟
  • 平成27年 第33回総会 登別
  • 平成28年 第34回総会 岡山
  • 平成29年 -
  • 平成30年 -

活動 豊友会の活動

豊友会の目的

私たちは花店の一番大事な業務はいけばなであることを自負し、いけばな・小原流様の発展のために全力を尽くすことを基本理念としています。そのために日頃の業務を通じて学んだことを包み隠すことなく全国の仲間に教え合い、また共に学び、共に行動することでより絆を強くしています。
各花店の師弟の育成にも力を入れており、お家元との深い繋がりを基に日本文化・伝統を未来に世界に広げることができる様に活動をしています。

屋久島にて 小原宏貴家元と豊友会青年部

花材の供給・開発

豊友会では杜若、立日陰をはじめとして多くのいけばな花材を生産者と提携し、会員に提供しています。
また、昨今品薄になりつつある笹百合の代用としてスイートメモリーの開発を行ったり、あざみ、都忘れなどいけばなになくてはならない花材が無くならないように産地の育成に努めています。また、研究会、花展等で必要な花材を会員同士で融通し合う情報システムを構築し、スピード化を図り週末の研究会には間に合う体制を整えつつあります。

花展のサポート

周年花展や記念花展などは大変な労力と情報が必要です。豊友会では青年部が中心となり、花展お手伝い制度を実施しています。このことで、担当店は通常業務を休むことなく、経験豊富な仲間の力を借りて水揚げ、陳列、取り合わせ、生け込み等の業務を行うことができます。また、お手伝いを通じて多くの知識や技術を習得でき、規定のレベルに達した者はお家元から「花職」の認定を受けています。

東京支部花展取り合わせ風景
(青山花茂本店 代々木店)

研修と交流

豊友会では毎年総会を開催し、事業の報告・交流会を実施しています。全国各地で実施するため、その都度各地の圃場なども見学し、産地の実情なども詳しく知ることができます。また、新しい花型や年末いけばなの傾向を知るために勉強会も行っています。
このように豊友会のメンバーはまさにいけばなを扱う花屋としてはプロ中のプロとして育成されており、いけばな界の重要な役割を担っていると自負しております。いけばなの先生方には信頼できる花屋として活用していただけるように今後も邁進してまいります。

渥美半島 菊農家視察

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